2019-12-29から1日間の記事一覧

詩-29

天へと立てかけられた 石造りの梯子を見て 僕は生まれて初めて叫び 断った 『傾斜が急過ぎやしませんか』と僕の背丈が伸びたとは 皆一様に言ってくれる、 それは良いことなのだろうけれども僕は 口をつぐむことだって学習している そうすればいつかきっと あ…

詩-28

目覚めれば いつも独り傷 私には それが必要 夜明け前は いつも膜がかかる 私には それが必要 朝焼けは いつだって悔恨の沈殿物 私には それも必要 沈み、沈み、心をうねらせ えぐり取る 小さな 時には中くらいのスコップで 私を掻き出し 掻き混ぜる 今 この…