2020-01-20から1日間の記事一覧

詩-73

ねえ あなたがそう言ってくれるなら 私はもっと目を凝らして 百合と鳥を見るよ あなたはどんな自然を見たの 登った木の上で 遠くに何を認めたの 教えて 生きるって 何 消えるって 何 ただひとつ わかっていることがあるの あなたって人は これっぽっちも消え…

詩-72 イースター・バニー

灰色の毛をつくろって 草むらのなかで 静かに僕は待つよ 僕らの大好きなお兄さん うららかな春 すっかりお腹を空かせた僕ら 卵を前足で転がしては 胸高鳴らせ待つよ 僕らの優しいお兄さん 光は素敵で温かい 泣いても咎めを受けたりしないから だからついつい…

詩-71 消えるたまご(3)

春は 最終章であり 序章でもある ざらつきのない 光る殻 丸くて クリーム色で 小さくぽつんと まとまっている たまごはふと少しだけ思い出した、 空を見上げて笑った日のことを 自分の行き先を憂うこともなく ただ笑っていた日々のことを たまごは願う、 雨…