2020-02-01から1日間の記事一覧

詩-96

さあこうして今、目の前に 1本の白い糸がございます。 細くてしっかりとした糸でございます。 これを何に用いるかは めいめいの勝手なのですが、 わたしはあなたを知るための道具として 缶のなかから取り出した次第です。 さてこの白い糸、 扱うには多少『…

詩-95

わたしは 王の下に仕える身分ですから どんな装いも いらんのです 装いのなさが わたしの楽しみなのです 王をまっすぐこの目で捉える、 それがわたしの 仕事ですから やかましい鼓笛隊や 蛇の目で私を監視する老婆などには 整列してほしくないのです どうか…