2021-01-04から1日間の記事一覧

tête-à-tête 59

リディアとシリルの家。台所兼食堂。ハンナは席に着くと、目の前に出された『2つ目小僧』の目玉焼きを勢いよくフォークで突き刺し、皿の上でキーキー音を立てて白身を切り分けようとする。ナイフをうまく使えないハンナをシリルが横で助ける。 『お前、それ…

tête-à-tête 58

1900年12月31日。ホワイト・ヘイヴン市内のリディアとシリルの家。午前8時ちょっと過ぎ。リディアは昨日の夕方早くにシリルの部屋に来て眠った。シリルは静かにベッドから出る。リディアは丸1日、あるいは2日に渡って昏々と眠り続けるときがあった。今朝…