2019-10-28 詩-11 天からのお出ましなのか 地中のモグラの空咳なのか 私にはわかりませぬがこれが今日一日 私に課された仕事であるならば 私は再び恐る恐る空を見上げて 言葉を紡ぐことにいたしましょう目玉焼きのような太陽が あなたの空にも光を与え 澄んだ空気のなか 鳥たちが羽ばたけるよう 祈ります秋は生まれ変わりのとき 私の心も 砕けました あなたの面影はラミネートで封じ 昨日へおとといへと 押し返します