詩-13

ある冬の夜

離れの小屋の戸を開けたところ

床にぽつんと

木箱が置いてありました

蓋には銀色の十字架飾りがついており

どうしたことか

その小屋には久しく入ったこともないのに

暖炉の火があかあかと燃えていて

その火に照らされるかのように

十字架飾りが輝いていました


奥の小窓の向こうでは

濃い緑色をした木々の葉が揺れ

舞い散る雪が 葉に積もるのが見えました


私は床に跪き

衣の裾も乱れたまま

夜の幕の下 心の中心に向かいました

こうすると

見えぬものが見えることもあるのです


そして私は問いました

私はここからどこへ向かうのか

引き寄せているのか

それとも

引き寄せられているのか


床に置かれた木箱のように

私の体と居場所は小さく

縮んだり広がったりを繰り返しながら

あの方の眼差しと黄金色の輝きを

ひとかけら 

ひとかけらずつ いただきます


そして私はぼんやりと味わいました

窓の向こうに舞う雪も

私を包むこの空気も

決して嘘ではなく

再び戸を開けて小屋をあとにしても

何ひとつ 私から離れるものはないのだ、と。