詩ー17

 

我らの愛は

二番煎じの 口約束

我らは何ひとつとて

野の百合、空の鳥にすら及ばない

 

私はもう

貴方様が描かれたようには

思い煩ってはいない

ただただ

この独房のなかで

灰になるその日を 待ちわびている

 

扉は閉めた

だから宇宙さえ 

遠い彼方で丸くなった

扉は閉めた

だのに水は圧し殺す

星よ 輝いてくれるな

陽よ 目覚めてくれるな

風よ その歩みを省みてくれないか

 

私は灰になる、灰になる

鉄格子に紐をかけ

虫の湧いた餌を片づけることもなく

獲物を食いちぎる野犬のように

己の身を引き伸ばす

私は灰になる、灰になる、

彼女が待っていることを信じて

灰になりたいのだ