詩-25 天馬

辻馬車にせよ競走馬にせよ

つまるところお前は

天に向かい 駆けたいのだな?

あの白と銀の雲の間(ま)を縫って

青い空のそのまた向こう

光り輝く奇跡の小凱旋門に到着し

挨拶をしたいのだな?

お前は 身軽な衣を着た

なんと可愛らしい少年だろう

その衣のように薄く儚くふわふわと

俺の真正面を向いて笑ってくれた

そんなお前を俺は好む、好み始めている

さあ 俺とお前は

ひとつになれるかな

お前は俺に 金貨をくれるかな

純粋さと茶目っ気と瑞々しさを手渡してくれるかな

天馬よ、そうだ俺はお前を天馬と呼ぼう

お前は天を求め続けた子ども 

俺に天を忘れさせない子ども

だから死なないで

時折 俺の方を見てくれないか?