詩-26 さよなら世界

あなたの砦のなかでは

私だって他の誰だって幸せになどなれない

その足を退けて、

私の黒いドレスの裾を踏まないで頂戴

あなたはとても退屈

自分で自分に がんじがらめ

空のきらめきに涙したことすらないようね

誰かが靴の紐を結んで歩もうとするとき

あなたはいつも 投網を投げて

引きずり返そうとする

あなたはとても窮屈で 悲しくて まるで化石

反吐が出る、

くそったれ

というのは 

あなたのような醜い蜘蛛のことだったのね

さよなら世界

さようなら

私はあなたのようにはならない

決してあなたのようには生きない