詩-35

碧の水に

私の疲れた瞳が

ぷかぷか ぷかぷか 浮かぶ

渦巻く流れと

いくつもの 金の気泡

体だけは 数歩も引いて

正方形の木箱に入った 退屈な世界を

ぼんやり遠くに思い浮かべる

ここにいるのか、いないのか

私には 感じ取れない

確かなのは

呼吸とともに

水が波打ち 瞳が揺れることだけ。