詩-39 地中深くの穴

私は

僕は

俺は

地中深くに穴を開けます

ドリルはないので

手で土をほじくり、掻き出し、

雑草を引き抜き

喉が詰まって吐きそうになるくらい

下を向いた姿勢で 穴を掘ります

 

とても楽しみなのです、

暗く湿った地底にゴザを敷き

いびつな形の空を見上げ

わずかな日の光に目をこらすのが

なぜなら私は、僕は、俺たちは

堂々と日差しを受けるには

もはや疲れ過ぎたから

 

だからそのようにして

潜って 潜って

土壁にひんやりと囲まれながら

静かに穏やかに祈りを捧げ

野ねずみの子のように 

春を待てたら良いのです。