詩-51

たとえどれだけあなたを愛していても

首を縦に振ることなど

思いつきもしないでしょう

いいえ

あなたをそこまで愛し得るか

そのこと自体 

私にはもはや無意味な問いなのです

 

こうして目の前に置かれた王冠に

私は口づけをしたい

ルビーにサファイア、エメラルド

私の目と唇の色まで奪い取るような

遠く遠くへつながる輝きと彩りを

血で血を洗うための口実にするつもりも

私自身が王になるための手段にするつもりも

事実、全くないのです

なぜならこの輝きと彩りは

私をなだめてくれる

私を私のままで 鎮めてくれる

だから あなたと闘うための武器にはしない

闘う理由すら忘れてしまうほどに

私が私のままでいられるから。