詩-59

昨夜 僕は

僕の内に潜む彼女を

皮を剥ぐようにして めくり

僕の外に すとんと置いた

黙って突っ立ったままの彼女は

美しかった

いや きっと

美しいと勘違いをした

なぜなら 僕の心から

憂いが少し消えたあとだったから

 

僕はとても自分勝手

けれどもう

構いきれないほどのものを

僕の全身を使ってまでして

構いたくはないのだ

だから彼女には

外から僕を眺めてもらい

恨めしく思ってもらいたい

 

さようなら、僕の僕

いらないものはいらないと 

素直に答えることが

いちばん大きな光をもたらすと信じて 

君を吐き出すよ。