詩-62 夜明け前

きっと『一大総括』の日には

私に夜明け前は訪れず

ただただ眩しい光だけが

時の順序をも打ち棄てて

私を包み 抱きしめてくれることだろう

 

その日がやって来るまでは

ひとつひとつの夜明け前のなかで

あなたが与えてくれるものを

あるときは食べたり

またあるときは払いのけたりして

あなたのもとで 私でいよう

一日のなかで最も美しく

最も憂いと悔恨と記憶とに満ちたこの時に

あなたあっての 私を保とう。