詩-72 イースター・バニー

灰色の毛をつくろって

草むらのなかで

静かに僕は待つよ

僕らの大好きなお兄さん

 

うららかな春

すっかりお腹を空かせた僕ら

卵を前足で転がしては

胸高鳴らせ待つよ

僕らの優しいお兄さん

 

光は素敵で温かい

泣いても咎めを受けたりしないから

だからついつい みんなして

金の帯にしがみついてしまうのさ

 

灰色の毛をつくろって

小川のきらめきに目をぱちくりさせて

静かに静かに僕は待つよ

僕らの愛しいお兄さん