詩-76 あなたとスープを

さて どうかしら

あなたとなら

食事ができるかしら

 

スープを作ってみたの

鶏肉に野菜に オーツ麦

食卓を囲むって どんな感じ

隣に座って

一緒に食べてくれる?

 

責めないでね

私がどんな姿でも

私が何を求めて 何を拒んでいても

心はそわそわ逃げている

でもあなたには 少し通じる気がする

だから縮こまっていても

責めないでね

 

私はたぶん とても枯れている

長いことしょぼくれて

伸ばしても掴んでも

何の収穫にもならないからって

この手を隠している

 

でもあなたが

『友達になって』と言ってくれたのに

その申し出を断るだなんて

本当の私に できる?

 

私自身の声を聞くことは

鏡に映ったあなたの姿の不思議を

ゆっくり紐解いていくこと

だからスープを作ってみたの

隣の席は 空けておきます

今すぐには無理でも

遊びに来てね

あなたが優しい人だろうってことは

こんな私でもわかっているから。