赤や緑、黄色の鉛筆で
私の世界を 線描しよう
小猫の転がす毛糸玉が
ころころほろほろ ほぐれたように
絵本のみみずが ぐにゃぐにゃと
方向定まらず 進むように
自由に 温かく 描くことにしよう
そこには 叱責も 踏み潰しも
蔑みも 嫉妬も 何もない
この体が 茶碗のように
あちこち欠けることもない
この心が 鋏で
鋭く切り裂かれることもない
平和な、それは平和な 美術の時間
私はひとり 子どもに戻る
赤や緑、黄色の鉛筆で
私の世界を 線描しよう
小猫の転がす毛糸玉が
ころころほろほろ ほぐれたように
絵本のみみずが ぐにゃぐにゃと
方向定まらず 進むように
自由に 温かく 描くことにしよう
そこには 叱責も 踏み潰しも
蔑みも 嫉妬も 何もない
この体が 茶碗のように
あちこち欠けることもない
この心が 鋏で
鋭く切り裂かれることもない
平和な、それは平和な 美術の時間
私はひとり 子どもに戻る