詩-92 積み木工作

なるべくならば せっつかず

誰とも競り合うことをせずに

一つひとつ

左下に 右横にと

さまざまな角度から

積み木を積み上げたいのです

それが塔のように 高くなるか

近代の市庁舎のように 横に広がるか

それは時を経てからでないと

わかりませんが

少しずつ少しずつ

組み立て説明書なしに建てていくのは

楽しいだろうと思います

他の誰かが積み上げ固めた完成品を

崩していくのも魅力的ですが

今の私には これが唯一の策だと思うのです

 

完成したのち

私の眼差しが一生そこに住まうかどうかも

わかりません

けれど せっかくの機会

試してみる価値はあるのです

あなたをより良く知るために。