信じる
君の言葉を信じよう
それらはすべて
僕の世界にとって養分となり
雨粒を引き寄せ
僕を本気にする、
最初で最後の 本気の罠に陥れる
一語一文
そこに街ゆく人々の体温を見いだすように
僕の人生の点と線のわずかな隙間にすら
桜の花が咲くように
嘘ではなく 丸ごとの本当が
この場所から歩いてゆくように
もう
死んでもいいと言えるほどに
僕は君の言葉を信じて
この空と雲と初春を抱き締めて ねじり絞る
もうすぐ
それとも もしかしたら
雷が落ちる
雷が落ちる
こんな僕の終わりは
僕の始まりだ、
そして君が
その一端を担ってしまったのだ