自分を消す

対人関係で不快極まりない思いをしたとき。

自分の不快な気持ちを相手に洗いざらい告白するのも一案。

自分を消して、もはやその不快なエピソードというか、不快なものを持ち込むような関係性それ自体から身を引くのも、これまた一案。

相手に向かうか、相手から離れるか。

 

私は自分を消して離れる方法を取ろうと思う。

 

何というか。

自分はもはや、かつて生きていた世界には、いない。

けれど相手は、そう思っても感じてもいないだろう。 

だから今の私は以前の私と同じと思って、従来のやり方で接近を試みてくる。

 

疲れる。

それってもう、心底、ほとほとに疲れるのだ。

なので私はこの場から離れ、前へ進む。

 

相手にあれこれ説明・弁明する時間、それ自体がもう、勿体ないではないか…。

 

自分、気がつかぬ間に、少しは大人になれただろうか。

不用意にハイハイと優しくなることはやめて、きっぱりすべき局面では、きっぱりできるような、ひとりの大人になりつつあるだろうか。

 

それは可能。可能だ。

自分を子どもに引きずり落とすような人間と関わりさえしなければ。