詩-121

ブリック、ブラック

黄ばんだスニーカー

血豆から逃げ出す赤いビー玉

歩道はガラスの破片でチカチカと

潰れた空き缶とともに息をする

ブリック、ブラック

黒縁メガネの奥から

白と緑の太陽を眺めた

僕の心は赤と白のボーダー模様で

太陽とともにぐるぐる回る

風が吹いた、

染めた前髪が斜めに走った

冷たい空気に刺し殺されて

僕は独りで笑う、

ここにこうして立っていることを笑う

ブリキの人形のように固いまま

音符とアルファベットを空気中に吐き出して

ここにこうして生きていることを

喉彦を空に見せつけて 叫んで笑う。