詩-122

そうだ、そうである

私は鉄の塊に乗り込もう

サイズは問わぬ、

小型戦車でも良かろう、

砂埃を上げて

ガタガタ・ベコボコ汚い轍を作って

灼熱の太陽の下なり 

墨色の雲の下なりで

この地を進めば良いのである

敵はあらゆる方向から

パチンコ玉のような銃弾でもって

私の全身に穴を開けるつもりだろう

それをキン、カキン、コーン!とはね除けて

鉄の塊のなかで笑い、髪をむしり、泣き、

がむしゃらに腕を振り回して

進めば良いのである

ペールブルーの小鳥が繰り返し繰り返し

執拗に毛づくろい・身づくろいをしたのち

やがて空に飛び立つように

私も私自身を突いて 回転をして

空に向かえば良い

なぜなら私は独りだから

たった独りの つまらぬ紙の丸筒が 

折れたりぐしゃぐしゃによれてみせた

陰なる闘いの跡なのだから。