詩-125 はしご昇り屋

多分ね

できると思うんですよ

脚立を昇るつもりでね

時には

ネジが緩むこともあるでしょうから

メンテナンスは怠らず

まずは足もとのガタつきに注意して

地面と仲良く

そこからゆっくり 上目遣いで

考えてみるのです

あちらからも降りて来てくれるかしらん、と

こちらがやるべき課題も

細々とあるでしょうけど

それを完璧に 

しらみつぶしにこなせなくたって

もしかしたら『出会いのポイント』があって

そこで引き上げてもらえたなら

体は楽になる

ひょい、ひょい、すいっと

つまんで懐に入れてもらえたなら

もう悩むこともなくなるのです

そんなこんなで私は

はしごを昇って遊んでみます

空を目標にしながら

手もと足もとに注意して

テントウムシやカブトムシが昇るように

ぎこちなく好奇心旺盛に

昇って安らいでみたいのです。