詩-126

白い正方形の紙箱を床に置いて

上から眺めてみます

すると箱の底に

ぐるぐる ぐるぐる 渦ができて

箱が床、地面の奥深くへと

吸い込まれていきます

ずーっと、ずーっと

今もし私が

このぐるぐる渦に飛び込んで

両腕で前から後ろにしっかり掻き分けて

吸い込まれるように突入したら

どうかしら

今いる私は抜け殻みたいになって

渦に飛び込んだ時点で受け取った

真新しい世界を食べ尽くして

次の私になれるでしょうか

不思議、不思議、不思議いっぱいで

私はこの白い紙箱を眺め

胸を期待と不安と後悔で満たし

体が散らばることのないように

小さく丸くなってにじり寄り

1分を過ごしてみるのです。