詩-130 蒸気に似た疑問

私の死を

この私の死を

いったい誰が宣告するのか

臨終に立ち会った医者か

友か

神か

枕元の一輪挿しか

汗と病でねじれたシーツか

開けても開けても

きっと奴はマトリョーシカのように

サイズを変えて数珠つなぎ

糸を断ち切ってやれば

彼は『冗談でございます、私は贋物でございます』、と

黄色い花のように素直に謝り

緩めた心で 捕虜を故郷に還すだろうか

それとも君は私は 糸を断ち切らず何もせず

恐らくは誰かの指示どおりに 

本気でもって直線的に 彼のもとへ行くのであろうか?

いずれにしても

君も私も

もっと真面目に地面を掘らなければなるまい

たとえ誰にとってもふがいなく恥ずかしくみっともない、瞬間という穴であっても

君と私はこの場所で作業着姿で

毎日もっともっと涙して地面を掘らなければならないのだろう。