詩-133 セルフポートレート

残念ながら僕は君らの理解できない犬になる、帽子を被った星になる

 

トランクに詰めるべきものを考えた、

20年前のあれらの本など問題外だ

布地の黄ばんだ隅っこには靴下と時計でも押し込んでおこうか

真珠にメガネにポケットチーフは

見事に噓臭いイメージ

お前よ、なぜ怒る

なぜ憎む

なぜ孤独な夜しか頭に浮かばぬのだ?

 

タイムラプスの高速道路の何本もの光の隙間を僕は赤外線センサーをくぐり抜けるようにして嘘をつき偽りの笑顔で水に飛び込む、

 

夜の中で死んだとしても誰が信じて泣くだろう

 

教会の鐘は鳴れども彼の姿は午後3時の空気にも浮かび上がらず

僕の骨組みは解体されて地面にくずおれる、

まるでおもちゃの骸骨のようにカチャカチャカチャカチャ 滑稽な音を鳴らして

 

僕は君たちにすら想像し得ぬ雑多な恥さらし、ニセの輝きを放ってひたすらに走り抜けるだけさ、

加速、加速、長い尾をなお一層伸ばしてぐいぐいと

向こうへ

向こうへ

向こうへね