水晶ばりに気取った涙の雫のなかにいるのは
僕ひとり、ただ僕ひとり
19、20、21、22
我よ気をつけたまえ
若さとは縞模様の明瞭な腐肉
そこに戻るならば脚を引きずり込まれると思え
まさしくワイヤーで引っ搔かれたように景色は痛む
それで僕は悲しむ、
YES
僕は死んだ、死んださ、死んじまったさ
あるいは死ぬだろうよ、死んだだろうよ、
死んでみてはどうかとぐるぐる回っただろうよ
導火線は燃え切ったのに爆弾はそのままだ、
止まって ふんだんに抱えて 生きてる
床だって焼け焦げたのに
水晶ばりに気取った涙の雫のなかに僕以外誰も見えない
こんなルーティンはうんざりだ
だから夏の太陽さんよ焼き切ってくれ、
こんな水分は軽く手を伸ばして フッと殺してくれたまえ。