詩-135 僕のブツクサ

「今日は帰りたくない、あたしもうやってられないの、聞いてあの人ってば…」

面倒なことになってきそうなので

僕ぁお茶代をテーブルに置いて

それこそお茶を濁して

尻と背中の痛くなるカウンター席を下りたんだあね

彼女の拳ときたら関節が白く見えるほど

神経質に固まってた

コーヒーにケーキ それから行きと帰りの電車賃、

楽しみにしてたライブのチケット代がこれでパアさ

まあ 明日もまた 働かなきゃね、青年は

だけど不可解なもんでさ、 

楽しみにしてたなんて言ってるけども

ミラーボールのきらめきも

喉をうるおすドリンクも

あの娘のキーボードも

ふざけるほどに 他人事

そう

スベテ イロガ キエタノサ

マチナンテ キョウミナイ!

古本抱えて洞窟にでもこもりたい気分

これってきっと

さようならってこと

キミたちにさようなら、深夜の電柱にさようなら、246にもさようなら

スベテ イロガ キエタノサ

タダシクハ

ボクノ イロガ キエタノサ

キミたちは進むことを放棄しない幽霊で

僕も同じ幽霊なんだけど

やはりどうやら 違う道に入っちまったようです

だから 見えない

何もかもがキミらと同じようには 見えないのですなあ

困ったって?

そうでもないね

ただ居心地が悪いだけ、

あのカウンター席みたいに

だからとりあえず ぎこちなく眺めてる

キミたちが笑い、怒り、ふざけあってる様子を

僕はここにいるよ、

キミたちには気づいてもらえないだろうけど

そっちに合流する気はないし 

家で家計簿でもつけてるほうが幸せだから

悪くは取らないでくれたまえ

キミらの自由を紙屑のように丸めるつもりもないんでね

まあ 40%  仲良くやろうや

誰が負けたわけでも ないんだろうし。