詩-140

これをすべて 余すところなく

今いる人々の前で描写して

打ち明けられたら良いのに

何ともまあ 悲しい景色が

僕を生かすものだ

あんな街灯や夜道は

思い出すものではない

2020年という時は

あまりにも非現実

宇宙船すら見当たらないのに

 

君の顔を思い出したくない

これはちっとも楽しくなんかない

恋というのは何と無益な病

木の板に そんな尖った杭を打ち込むな

あの熱帯夜の街灯を 照明を消せ

なぜなら僕はここにいるからだ

ここに沈んで いるからだ

そんなところにはもう

二度と戻りたくはないからだ