詩-150 across borders

初春に届いた

あなたの言葉は

間違いではない

疑いこそしたけれど

 

21世紀に生きる私たちは

オブラートの天蓋に覆われた

スノードームの住民のよう

目に見えぬ災いが

私たちを苦しめ 締め上げ

不必要な求心力を与えて しぼませる

 

それだからいまだに

景色は止まったまま

夜空の星々すら 

糊で貼り付けられたように

固まっている

 

にもかかわらず

あなたがあなたであり

私が私であることは

動きを止めることがなく

生々しい体温をもって 広がっていく、

血液のように

白昼夢のように

 

だから私は 

あなたの言葉を繰り返す

 

Across borders

 

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