詩-159 秋

秋は来る

あなたのほつれた髪を見ても 何とも思わなくなったときに

秋は来る

赤ん坊のようなあなたの手指を見ても 心が揺れなくなったときに

秋は来る

あなたを想像しながら 自分の鏡に向き合わなくなったときに

 

だからそのとき 秋はやって来る

私からすべてを引きさらい

会話ひとつない空間を造り

涙すら出ない真昼に私をひとり立たせ、ますます埃っぽくさせ やって来る

 

その虚しさもまた 幸せのうち

その幸せもまた 虚しさのうち。