反省:詩人とは

詩人とは。

 

理想を持ってはいるが、その理想に届かない人。もっと言うと、意図して自らをそこに届かせようとはしない人。

 

だから逃避者。現実逃避。理想に憧れつつもそこに近づくのが怖いし、到達したらしたで、現実に幻滅させられるかもしれない。それならば、夢想しているほうが楽だからね。

 

だから詩人というのは、実はとんとん拍子で叶えられる恋愛を、自分ひとりでこねくり回して結局憧れのままに終わらせる、『夢見がちな人』なのだろう。そっちの世界に耽溺するほうが官能的だし、苦悶することに秘かに喜びを感じてしまうのが詩人体質なのだと思う。

 

だから現実よりも、ややもすると『退廃的・デカダント』と言えるような世界に吸い込まれていることのほうに、詩人体質の人は幸せを感じるのかもしれない。


それにそういう体質の人の場合、政治・経済、この世の諸々の問題を具体的に解決したところで、満足を得ることは恐らく不可能。ある意味世間から遊離して、ぶっ飛んじゃってる。

 

少なくとも私は自分がそういうタイプの人間であろうと自覚している。こうした体質を悪癖と捉えて自分を責めるか、夢想の領域も必要でしょうと開き直るかは、まあ、その都度自分に委ねたいと思う。