詩-170

晩秋の朝

あなたの向こうに、私のなかに

憂いと疲労、溜め息と永遠がたゆたうのを

夢想する心の底辺で耽溺している

鏡の前で

琥珀色のイヤリングを着け

紅を差して髪を下ろし

遠くすら見ようともしない目で再び溜め息をついた、

 

私はこのまま

どこまで続くのかしら

私のなかにいる私は何処へも行かず

姿も見せず

最後まで続くのかしらーーー

あなたのそばに行きたいのと

そのひと言すら伝えずに?