もうそろそろの時分です-39

芽衣と類の自宅にて。)

 

「あー。ごめん!その日は私、テレビ会議入ってて、ダメ。ちょうど時間が重なってる」

「……そうかあ。残念。いや、ごめん、なんか無理言っちゃって」

「私は別に。それでショーンさんは?」

「ショーン?ああ、掌院のことか。掌院ならOKだって。今日、教会で聞いた」

「ごめんね。それじゃ、芽衣と小林先生と先生の奥さんとショーンさんの4人ってことだね。どこで食事することになってるの?」

「病院の6階の食堂になると思う。長居はしないつもり。類に悪いから」

「いいわよそんな気遣わなくて。そこの食堂、結構おいしいって小林先生おっしゃってたじゃない?芽衣、たまにはおいしいもの食べておいでよ」

「類が普段作ってくれてるご飯でじゅうぶん感謝だよ、あたいは」

「あらやだ、たまには褒めてくれるのね。私、その日の会議は18時には終わるから、もしなんだったら掌院連れてきてもらってもいいよ」

「ここにってこと?」

「もちろん。3人でお茶でも」

「なんか、微妙な顔合わせ」

「どゆこと?え、なになに、そんなに気になる?私とショーンさんとのあいだに挟まれるってことが?」

「うん。なんか、オレオの中身になった気分」

「名誉なことじゃないの。おいしい2枚のココアビスケットに挟まれて。私、あなたのこといじめるの得意だけど、あの未来の主教さまもなかなか上手そうで、やり甲斐感じちゃう。楽しみ」