もうそろそろの時分です-51

(ワシリイ主教の部屋の前にて。宿の3階。午前1時7分。)

 

「…………ナンノオト……?デンキヲ……」

 

(主教、部屋の明かりをつける。ドア下の隙間に白い封筒が差し込まれているのに気づく。)

 

「…………マブシイ……、コレ、ナンダロウ……、」

 

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ワシリイ主教さま

 

先ほどの失礼を、

どうぞお赦しください。

 

お話できて良かったです。

 

Sean。

私はたぶん一生、あなたに何もしてあげることができません。

恋をする、人を愛する…ということが、私にはどうしてもわかりません。

 

ただ、……いろいろなことを、教えてください。

例えば、

家族と食事をすることは楽しいですか?

家庭とは、安心できる場所ですか?

 

I'd like to be a place, if I may, where you can rest. A place where you can call ''home''. But I do know at the same time that I'm still far from being good enough to be such a place for you. 

 

時間をください。今は、時間だけをください。

 

もし、こうした身勝手な私を赦してくれるなら、Sean、朝食には紅茶を選んでください。

 

もし、赦せないなら、コーヒーを。

 

それではまたのちほど。

レストランへ行く前に、お電話差し上げます。8時頃に。

 

May x

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、レストランの外でお会いしましょう。