もうそろそろの時分です-58

芽衣と類の家にて。)

 

「ドンタコス食べるぅ?」

「あなたほんっとによくお腹に収まるわよね、15分前に夕飯食べたばかりじゃない。しかもそんなふうにゴロゴロ横になって。羨ましい」

「床の上でごろごろりーん。あ、痛え」

「何してるの。テーブルの脚に頭ぶつけた?食べるならきちんと席に着いてくださいね?おかんは怒りますよ」

「ねえ、そういや土曜日のことだけど」

「うーん?ああ、教会のこと?」

「とりあえず夜、座っててよ。何もしなくていいんで。ワシリイ主教も楽しみにしてるって言ってた」

「教派違うから、勝手が全くわかんないけど」

「ほっかむりしておとなしく座ってれば、誰も文句言わない。しーんぱいないさー」

芽衣は軽蔑する?」

「あぅ?」

「私のこと軽蔑する?何だかんだと言いつつ教会出戻りするかもしれない私のこと。居場所なんか初めからないのに、図々しくて厚かましいヤツだって」

「何言っとん」

「主教さまも本当はどう思ってらっしゃるのかな。私は本来ならば、本当に、ああいう所にはいちゃいけない人間でしょう。要は、出来損ないよ。神さまも創り損ね」

「類。あたいもワシリイ主教もそんなこと思ってないの、わかってるよね?そこはウチらを引っかけようとしてもムダってもんよ。少なくともあたいは、類に対するウチらの気持ちを類自身がわかってるっちゅうことを、わかってる」

「ゴメン日本語わかんない。あなたときどきすごいこと言うよね、ごくときどきだけど。うん。わかった。行く。参祷してみる」