もうそろそろの時分です-59

(教会の敷地内にて。類がひとりベンチに腰かけている。ワシリイ主教、類を見て声をかける。)

 

「ルイ、今日はひとりで来ましたか?」

「あっ、主教さま。こんばんはー」

「Call me Sean,」

「わお、私にも言った」

「Pardon?」

「何でもないでーす。あ、芽衣でしたらトイレ行きました。さっきクレープ食べたんですけど、チョコで手がベトベトになったから洗ってくるって」

「いつも何かを食べていますねMayは」

「お腹いっぱいになるってことがないんじゃないかな、あの人。明日誕生日だから、余計に盛り上がってますよ」

「明日?明日誕生日なのですかMayは」

「ええ。ねえショーンさん、あの人あれでも46になるんですよ。ショーンさんともそんなに離れていないと思うのだけど……あ、噂をすれば」

「ただいま戻りまちた。ワシリイ主教、こんにちは」

「May。あなた私に大切なことを言い忘れていますね、」

「はぅ?」

「Your birthday. I didn't know that. Louis has just told me」

「いやあだって中年ですから今さら……」

「ちょっと、それって私も中年ってことよね、芽衣

「ふたりともケンカしない。私もオヤジだもの。3人でみーんなgoing through a mid-life crisisね。May、私今度あなたに贈り物する。待っていてください。さあ、ふたりとも私と一緒に来てください。お祈りを始めましょう」