友よ
僕の半身よ
和解しよう
静かに 心目指して
僕は着飾るために喰らったのか
君が肥えていっそ動けなくなればと
しゃにむに
滋味溢るるものを掻き集めたのか
どちらにせよ
かくも狡猾たる僕が
君の中を真摯に通り抜けていかねばならんのは
友として避けられぬ定め
君がやがて姿を失うのは
朝露眩しい春の日か
灼熱の太陽が武骨に立ちはだかる日か
目抜き通りが黄金色に変わる日か
それとも鳥が 凍る空を射貫く日か
いずれにしても
君が僕の友であることに変わりはない
だからその日が来る前に
どうか友よ、和解しよう